名も無い教員が、淡々とした生活を淡々と記録。
(追記:2016年11月13日)
ときどき世情に対して思うことが生じるので、そのときは適当な放言を記録。
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今日は加筆をする。民営化論文で追加の分析をしたから。大凡の結果は纏まったので、それを順次入力するだけ。今日中には終わるだろう。これが終わったところで授業準備をする。
Chen (2003, RAND) を読んだ。Fringe firm と two-part tariff を巧妙に使って、川上に対して強い反発力 (countervailing power) を持つ企業の効果を分析している。まず、two-part tariff を使うことで強い企業に対する卸売価格がゼロになっていて、分析が容易になっている。強い企業の反発力が更に強くなると、川上は fringe を収益源として使うことになる (fringe firm の費用構造が限界費用逓増の形になっているため、卸売価格はゼロになっていない)。そのためには、fringe firm に対する卸売価格を引き下げる必要がある。この卸売価格引き下げによって、強い企業の小売価格を引き下げる。よって、強い企業の反発力が強まると小売価格が下がる。この手の、countervailing power について扱った論文は幾つかあるので、これらを授業で紹介する。
Chen (2003, RAND) を読んだ。Fringe firm と two-part tariff を巧妙に使って、川上に対して強い反発力 (countervailing power) を持つ企業の効果を分析している。まず、two-part tariff を使うことで強い企業に対する卸売価格がゼロになっていて、分析が容易になっている。強い企業の反発力が更に強くなると、川上は fringe を収益源として使うことになる (fringe firm の費用構造が限界費用逓増の形になっているため、卸売価格はゼロになっていない)。そのためには、fringe firm に対する卸売価格を引き下げる必要がある。この卸売価格引き下げによって、強い企業の小売価格を引き下げる。よって、強い企業の反発力が強まると小売価格が下がる。この手の、countervailing power について扱った論文は幾つかあるので、これらを授業で紹介する。
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