名も無い教員が、淡々とした生活を淡々と記録。
(追記:2016年11月13日)
ときどき世情に対して思うことが生じるので、そのときは適当な放言を記録。
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昨日、一部地域で凄まじい雨が降っていたらしい。その雨が中心地で降っている中、自転車で戻ってきた。出発地点では、最初は怪しい雲行きで、少し北上しても同じような雲行きで、そこからしばらく西へ行くも、同じような状況だったものが、そこから南下するにつれ、雨粒のようなものが落ちてきて、もう少し南下すると地面が濡れていた。ただ、雨は止んでいた。住居に戻ってきたときには、かなりの雨が降っていたと予想されるような状態になっていた。それからしばらくして、凄まじい雷が南の方で落ちてきた(1,2km程度南だと思う)。この雷の中、雨はそれほど降らなかった。
今日は、文章を作成するための準備をする。他には、計算をしないで放置している案件の計算を行う。後者を中心に行わないといけないのだろう。午後は細かい用事が入っているが、これが終われば、後は自由に過ごせる。
今日は、文章を作成するための準備をする。他には、計算をしないで放置している案件の計算を行う。後者を中心に行わないといけないのだろう。午後は細かい用事が入っているが、これが終われば、後は自由に過ごせる。
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マヂレス2 2011/08/28 08:36
政治経済学で、ピヴォタルになる確率がほとんどゼロにも関わらず、何故投票に逝くのかというのは、60年頃から議論されていて、まとまっていないというのが私の認識です。一つの仮説として良く知られているものは、投票の結果がどうなろうとも、投票に逝ったということ、その事実、「市民的義務」を果たしたという事実から、効用を得るというものです。最近では、有権者個人ではなく、ある種の有権者グループを行動主体として、ピヴォタルを考えたり、あるいは、また別の利得構造を考えるという研究が出てきているようです。実は、後者については、私も某共同研究でやっている途中です。
マヂレス3(脱線?) 2011/08/28 14:51
財の購入の文脈と、投票の文脈とで大きな違いの一つは、aggregateなoutcomeが個人の効用に入ってくるかどうかというものがあると思いますが、財の購入の文脈でも、外部性が入ってくることもありますね(RZの第8章に対応)。私が好きな例なのですが、みんなが村上○樹を買っているから、自分も村上○樹を買うとかw このような外部性を実証的に検証するには困難が伴いますが、少しずつどのようなデータであればアイディンファイされるのかという計量理論的な研究も積み重ねられているようで、手持ちの研究の自然な延長で、この問題も考えてみたいものです。
> また、off line で会う機会があれば、その際に話しましょう。
最近、3次元よりも、2次元世界の方がリアルなのではないかと考えるくらい、非リア充という今日この頃ですw
> また、off line で会う機会があれば、その際に話しましょう。
最近、3次元よりも、2次元世界の方がリアルなのではないかと考えるくらい、非リア充という今日この頃ですw
無題 2011/08/28 16:13
>aggregateなoutcomeが個人の効用に入ってくるかどうか
投票では、それが最重要事項ですが、消費の場合は、そういう側面は弱いですね。ただ、その支払った先の存続が金額の合計で決まると考えれば、似た面はあると思います。この事を考慮した政治経済学における理論論文があれば教えていただけると助かります。
投票では、それが最重要事項ですが、消費の場合は、そういう側面は弱いですね。ただ、その支払った先の存続が金額の合計で決まると考えれば、似た面はあると思います。この事を考慮した政治経済学における理論論文があれば教えていただけると助かります。
つぶれる 2011/08/28 17:13
支払いが無ければ店は潰れます。そうすれば、その後、その店からの便益はゼロですが、存続すれば、そこからの将来便益があります。その店がどうでも良ければ払わなくて良いのですが、そうではない場合、払った方が良いわけです。支払い後の部分が当選後の便益と見立てれば、選挙のそれと同じでしょ。
どうしても、アンチ行動経済学で行きたいようです、私はw 2011/08/28 18:14
投票者や買い手(=意思決定主体)の人数が多いと定式化するような状況では。自分がピヴォタルになる場合が実現する確率は、意思決定にほとんど影響しないと考えられるでしょうから、そうしたことをモデル化することの意味はあまりなさそうです。他方、人数が比較的少ない場合は、全員一致とか多数決等の賛否ルールを固定した、そのもとでaggregate outcomeが決められるような単人数逐次交渉ゲームを考えると、「自分が「ノー」と言ってしまうと、潰れてしまうから」といったことが有意味に分析の中で扱えそうです。
結局 2011/08/28 18:44
別のところで書きましたが、自発参加公共財供給ゲームなんですよ。これは。老舗旅館のように客室が少ない場合、自身の影響力が高まるため、自発供給が起こり易くなるのではないかと思います。
行動経済学とか言う前に、伝統的なフレームワークでやるべきことは山のように残されている。 2011/08/28 19:17
> 自発参加公共財供給ゲームなんですよ。
なるほど。公共的な人間でないので(爆)、公共財供給ゲームにはやや苦手意識がありますが、基本的な構造は、私が想定していたような、多人数逐次交渉ゲームと似てそうですね。
私は現実経済との接点のない生活をしていて良く分からないのですが、最近のグル○ポンのような新商法も、「プレーヤーを変える」という視点からも捉えられるかも。関連して、一人で起業しようとすると、借り入れ制約を克服するのが難しいが、友人らとジョイントヴェンチャーにすれば、借り入れ制約の克服の困難は緩和されそうということなど、「プレーヤーを変える」というのは、現実に重要そうで。非協力的アプローチだと取り扱いが難しいそうですね。協力的アプローチが有効なのでしょう。
なるほど。公共的な人間でないので(爆)、公共財供給ゲームにはやや苦手意識がありますが、基本的な構造は、私が想定していたような、多人数逐次交渉ゲームと似てそうですね。
私は現実経済との接点のない生活をしていて良く分からないのですが、最近のグル○ポンのような新商法も、「プレーヤーを変える」という視点からも捉えられるかも。関連して、一人で起業しようとすると、借り入れ制約を克服するのが難しいが、友人らとジョイントヴェンチャーにすれば、借り入れ制約の克服の困難は緩和されそうということなど、「プレーヤーを変える」というのは、現実に重要そうで。非協力的アプローチだと取り扱いが難しいそうですね。協力的アプローチが有効なのでしょう。
古い道具 2011/08/28 19:52
古い道具で新しい問題を斬る。良いですね。線分一本で論文を書いているので、こういう事になるのですが。「古い道具で新しい問題を斬る」という形で何かを書いてみたいものです。
利益分配の定式化ですが、協力ゲームの枠を借りると簡便に表現できると思います。de Fontenay and Gans (2005, RAND)などがお勧めです。Bi-Form Gameという概念をブランデンバーガーが作っていて、一部で協力ゲームと非協力を混ぜる試みはあります。
共同出資にして参加しやすくするという発想は、昔からあるはずですが、商品の販売で応用するというのが新しいのでしょう。財の分割が難しいとこに克服方法としてRaju Zhangにありましたね。
利益分配の定式化ですが、協力ゲームの枠を借りると簡便に表現できると思います。de Fontenay and Gans (2005, RAND)などがお勧めです。Bi-Form Gameという概念をブランデンバーガーが作っていて、一部で協力ゲームと非協力を混ぜる試みはあります。
共同出資にして参加しやすくするという発想は、昔からあるはずですが、商品の販売で応用するというのが新しいのでしょう。財の分割が難しいとこに克服方法としてRaju Zhangにありましたね。
逆転の発送だ(by 白いお父さんw) 2011/08/28 20:03
「古い道具で新しい問題を斬る。」
普通言われるのは、「新しい道具で古い問題を斬る」ですが、こちらも良いですね。年寄りになっても仕事をするにはこちらが良いでしょう。
> 利益分配の定式化ですが、・・・
de Fontenay and Gansは、Stole and Zweibel流の「賃金が何故限界生産性まで下がらないか」を労働者の個別交渉(プロスポーツ、弁護士、アメリカの大学教員w)で説明するモデルの論文のノートをA○Rに出していた(但し詳細は未把握)ので、その辺の定式化と関係ありそうですね。今度、3次元で教えてください。
今度のアクセスは某国からの可能性が高いです。
普通言われるのは、「新しい道具で古い問題を斬る」ですが、こちらも良いですね。年寄りになっても仕事をするにはこちらが良いでしょう。
> 利益分配の定式化ですが、・・・
de Fontenay and Gansは、Stole and Zweibel流の「賃金が何故限界生産性まで下がらないか」を労働者の個別交渉(プロスポーツ、弁護士、アメリカの大学教員w)で説明するモデルの論文のノートをA○Rに出していた(但し詳細は未把握)ので、その辺の定式化と関係ありそうですね。今度、3次元で教えてください。
今度のアクセスは某国からの可能性が高いです。