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名も無い教員が、淡々とした生活を淡々と記録。 (追記:2016年11月13日) ときどき世情に対して思うことが生じるので、そのときは適当な放言を記録。
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最近、また、太宰を時々眺めている。読んでいるという程、集中して読むのではなく、寝る前に、ちょっと文章を眺めている(そうすると、すぐに眠れる)。その中に、こんな文章が出てきた。

所謂「落ち」を、ひた隠しに隠して、にゅっと出る、それを、並々ならぬ才能と見做みなす先輩はあわれむべき哉、芸術は試合でないのである。奉仕である。読むものをして傷つけまいとする奉仕である。けれども、傷つけられて喜ぶ変態者も多いようだからかなわぬ。
(太宰治「如是我聞」より)

これは文学に限ったことではないと思う。学術論文などでも同じことがいえる。査読論文の場合、試合という側面はあるが、それ以前に、奉仕の部分が無いと試合にすら臨めず、査読の前に編集長から断られる。

最後の「傷つけられて」という部分も対応する例は今でも沢山存在し、簡素な表現を使えるのに、(自分の無理解を隠すために)何やら難解な文体を使って文章を書く人が実際に存在するし、これを崇め奉る人も沢山いる。最後の部分に関しては、こういうものを良しとする集団がいるのであれば、それで良いとは思うが、何か釈然としない・・・・(その文章の目的が、自分の優秀さを訴えているだけとしか思えないものが多いような気がするのは気のせいだろうか)。

今日も黙々と計算をする。昨日は、ひたすらに数値を取っ替え引っ替えして扱っている状況を把握していたのだが、まだ、完全には整理できていないので、今日は、この続きを黙々と行う。
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