名も無い教員が、淡々とした生活を淡々と記録。
(追記:2016年11月13日)
ときどき世情に対して思うことが生じるので、そのときは適当な放言を記録。
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昨日は一昨日と同じ展開でした。一昨日と同じように浅尾が勝ちました。今後も浅尾が勝ち星を積み重ねそうです。どういうわけか終盤に得点を入れる傾向が強いので(謎)。
今日は昨日と同じように論文の修正をする。もう少しで何とか形になりそうだ。
某所で気になった言説があった。
制度化された学問の中で、「査読に通りやすい論文」を書くことばかり考えている研究者は山ほどいます。というかほとんどそうなりつつある。
こういう言説の裏には査読制度への批判が入っていると思うけど、この発想自体に違和感を覚える。まず、編集長とその依頼人(査読者)が面白いと思うものを書いているのだから、その人たちの需要は満たしている。そして、この編集長は、自身の雑誌への需要を拡大もしくは維持する意図があるはずで、そのためには人の目を惹くものを載せたい。需要拡大の意図は無くても、彼の中での面白いもしくは重要な題材というものがあって、そのような研究成果を載せる誘因はある。この様な審査制度の下で、1つ1つの研究を積み重ねて全体像が見えるようになる。その全体像を見通すための公共財(論文)を供給するのが研究者の仕事といえる。この全体像を意識できていないと、査読制度にのみ込まれて息苦しさだけが残るような気がする。
実際のところ、ここでの「面白い」題材を決定している集団がいて(有名な大学に属している研究者の集団か?)、彼らの意向に沿って論文を書かないと、この集団で構成されている雑誌には論文が載り難いから息苦しいという側面はあるだろう。でも、最初にあるような批判、この集団内に入れないことへの僻みなども垣間見られるから好きではない。
この手の問題は、商業音楽における「売れる音楽」云々に対する批判と似た側面があると思う。でも、需要に応じて作業をするのは、それ自体に一定の意義はあると思う。
ここまで書いて思うのは、こんな悠長なことを書けるのは、このような「偉い」人の集団によって作られている制度の「外」で、粛々と作業ができているからなんだろう。この制度に乗って生きないと生きて行けないという程には厳しい制度にいない。極東の地にいて、制度は本場に比べて緩いのだから、その中で粛々とやったらいいと思う。
今日は昨日と同じように論文の修正をする。もう少しで何とか形になりそうだ。
某所で気になった言説があった。
制度化された学問の中で、「査読に通りやすい論文」を書くことばかり考えている研究者は山ほどいます。というかほとんどそうなりつつある。
こういう言説の裏には査読制度への批判が入っていると思うけど、この発想自体に違和感を覚える。まず、編集長とその依頼人(査読者)が面白いと思うものを書いているのだから、その人たちの需要は満たしている。そして、この編集長は、自身の雑誌への需要を拡大もしくは維持する意図があるはずで、そのためには人の目を惹くものを載せたい。需要拡大の意図は無くても、彼の中での面白いもしくは重要な題材というものがあって、そのような研究成果を載せる誘因はある。この様な審査制度の下で、1つ1つの研究を積み重ねて全体像が見えるようになる。その全体像を見通すための公共財(論文)を供給するのが研究者の仕事といえる。この全体像を意識できていないと、査読制度にのみ込まれて息苦しさだけが残るような気がする。
実際のところ、ここでの「面白い」題材を決定している集団がいて(有名な大学に属している研究者の集団か?)、彼らの意向に沿って論文を書かないと、この集団で構成されている雑誌には論文が載り難いから息苦しいという側面はあるだろう。でも、最初にあるような批判、この集団内に入れないことへの僻みなども垣間見られるから好きではない。
この手の問題は、商業音楽における「売れる音楽」云々に対する批判と似た側面があると思う。でも、需要に応じて作業をするのは、それ自体に一定の意義はあると思う。
ここまで書いて思うのは、こんな悠長なことを書けるのは、このような「偉い」人の集団によって作られている制度の「外」で、粛々と作業ができているからなんだろう。この制度に乗って生きないと生きて行けないという程には厳しい制度にいない。極東の地にいて、制度は本場に比べて緩いのだから、その中で粛々とやったらいいと思う。
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↓こういう奴はバ○デスに逝った方が良いw 2011/05/02 16:12
ちなみに、私の立場は、件の某氏の考えも、normさんの考えも、両方正しく、両方間違っているというものです。卑怯ですか? 卑怯者ですからww
価値 2011/05/02 16:34
上記のようなことを書きましたが、あの激流で戦い続けると、凄まじく疲弊するであろうことは想像できますし、心が擦り減って恨みつらみも出てくるだろうなと思いますよ。私なんかは、日本の緩い流れでも大変な思いをしているので、情けない限りですよ。
>制度化された学問の中で、「査読に通りやすい論文」を書くことばかり考えている研究者
こういう文言が嫌いな理由は、これに乗じて自分の怠惰を棚上げして査読制度を批判する奴が出てくるんですよ。
>制度化された学問の中で、「査読に通りやすい論文」を書くことばかり考えている研究者
こういう文言が嫌いな理由は、これに乗じて自分の怠惰を棚上げして査読制度を批判する奴が出てくるんですよ。