再計算

昨日完成したと思っていた計算は間違っている事が判明した。共著者による指摘によって判明した。そこで、この計算を再度行った。手計算で地味に作業をした。式が煩雑になり易いので若干手間取ったが、何とか証明を終えることができた。再度、共著者に送った。これで大丈夫だと思うのだが…。この案件は公共経済学というか厚生経済学というか、少し自身の関心領域から外れたところの分野で発展したものと関係が強い。しかし、この案件に関しては、それら研究の他にオープンソースの話もすると思うので、結局は産業組織分野の内容と関連付けることになりそうだ。公共財供給の話だけど、ただ乗りの誘因は『あまり無い』という不思議な特性を有している。上記計算結果が正しければ、結果を整理した後に、素朴な『制度設計』をする事になるだろう。

打ち込み

今日も各種打ち込みをする。案件は幾つかあるが、まずは、講義資料を完成させる。残り数ページの打ち込みで終わる。これを午前中に終わらせる。その後、改訂案件に着手する。モデルの説明以降の内容を書き換える必要がある。文字を入れ替えるなど、簡単な事を先に片付けたあとで、結果の直観などを変更する。これをやって時間があれば、別の案件に着手するが、作業が鈍いので、この程度の事しかできなさそうだ。

昨日は幾つかの事を考えた。垂直差別化案件は、細かい条件を探った。少し前に着手した案件と基本特性は同じなので、その内容を思い出しながら計算をすればいい。既に計算手続きが頭に入っているため、場合分けなど、予想以上に進んでいる。インフラ関係の論文は設定を作って計算をした。意外な結果は出ていないが、基本設定を組めたので、これを土台に少し模索する。これも、来年の頭までには何か出しておかないといけないので、それに向けて作業をする。他、ちょっとしたパズルについては、解決策を漠然と考えた。これで何とかなるとは思うのだが、お題を出した人がどの様に思うかはよく分かっていないので、この辺りは来年の頭くらいに聞きに行く。他にもやることはあると思うのだが…。己の能力が低く、この程度の事しか処理できていない…。情けないことだが仕方が無い…。日々の作業を通じて迅速さが高めるしかない。

計算

昨日は取引範囲の論文に関する結果を追加した。他、垂直差別化と参入に関する案件に対応して、簡単な結果をだした。他、レジュメ作成の続きも行った。作業時間それ自体は対して長く無かったと思うが、それなりに作業は進んだと思う。

今日は、頭が飽和するまで計算など、研究に関する作業をする。技術漏出関係の論文など幾つか片付けるべきことがあるのだが、どれに対応するかは決めていない。これら作業に飽きたところで講義資料の打ち込みを行う。残り15ページくらい打ち込めば終了する。この資料は来年度も使えると思う。来年度は、何処か東の遠いところで使うあてがあるので、そこで使えるように再加工するだろう。

缶詰

昨日、缶詰め状態で論文を読んだ。査読すべき論文や、他、読まなくてはいけないと思っていた論文を読むことが出来た。査読論文を読んで、今までの道具を別の文脈に使う方法を学習出来た。これは思わぬ収穫だった。また、Luchs et al. (2010, Management Science) の内容が興味深かった。価格差別の違法性に対する法廷の判断が、有名な判決後に大きく変化する様を分析している。企業活動を考えると、自身の価格政策が合法になるか違法になるかは重大な問題なので、このような分析には意味があると思う。

今日は取引範囲論文の改訂をする。必要な計算をある程度終えることが出来たので、この内容を元々の文章に張り付けて、問題になる部分を、この内容に沿って変更する。だいぶ見通しがついたので、あと1カ月くらい投入すれば何とかなるのではないかと楽観しているが…。

棄却

棄却された。20ドルだけ取られ、残りは戻って来るらしい。有り難い指摘もあったので、20ドル徴収というのは良心的な方針と言える。何処かの雑誌みたいに100ユーロくらいとって何も無しで棄却しているのとは大違いだ。とはいえ、棄却それ自体は嬉しくない話だけど…。幾つかの助言もあったので、その内容を踏まえて論文を直して、その上で別の雑誌に出してみる。

今日は講義がある。垂直関係の話をする。話す内容は意外と多い。今日話すと、次回は来年の頭になる。かなり時間が空くので、来年の頭は少しだけ復習をした上で再開する事になるのだろう。

価格差別論文が少し前進した。これで殆ど終わったような気がしている。少しだけ寝かせて、読み直して、全体の構成がこれで問題ないか再検討すれば終了だろう。

他、地下でやっている細かい案件は殆ど片付いた。垂直統合・分離論文は投稿した。棄却後にかなり変更を加えた事で、少しは読みやすくなったと思う。また、追加の結果も加えることができた。契約理論研究会で得られた知見で、この追加は非常に大きい。上手く行って欲しい。