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名も無い教員が、淡々とした生活を淡々と記録。 (追記:2016年11月13日) ときどき世情に対して思うことが生じるので、そのときは適当な放言を記録。
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今日は幾つかの資料を読み直す。棄却された論文の序文を改訂するため。こんな案件が複数あるので、それらを適当に織り交ぜる。飽きたろころで来月使う資料を作る。昨日、少し作ってみたが、意外と簡単に作れているので、これは半日くらいあれば終わるだろう。

Raju and Zhang (2010) 邦訳題「スマート・プライシング」の1章では、Pay What You Want:という価格付けについて議論している。 顧客が自身の支払いたい価格を提示して、売り手は提示された額をそのまま受け入れるというもの。1回限りの取引を想定すると、価格ゼロが予想されるが、現実にはそうなっていない。この価格付けを説明する理屈として、チップを差し出す行動を挙げている。恩には恩で返す、という感情についても触れている。このような、その仕組みが明らかになっていないものを取り上げているところは面白い。

これを読んで最初に思ったのは、価格付けに投票行動のような側面があるというもの。店が提供したものに納得した場合、低価格を付けると店が存続できない可能性が高くなり、次の選択肢が減るという形で不都合が生じるので、妥当な価格をつける。自分自身が支払わなくても、他の人が支払えばよいはずだが、そうはしない。投票も同じで、自身が投票してもしなくても当選確率には殆ど影響しないはずだが、投票をする。このような行動をする際に、自分がこういうことをするならば、他の人も同じように行動する(している)はず、と想定して、自身の行動と他人の行動を連動させる傾向があるのだろうか。少し違う側面を挙げると、公共財の自発参加問題とも関連するかもしれない。一定以上の支払いが無いと店が無くなるので、各顧客が支払って店を支える必要があるけど、誰がやるかは分からない状況と捉えることができるかもしれない。自身が公共財供給の pivotal になると、支払う必要性がでてくるというもの。

こんなところに書いても、反応は何も無いんだろうけど、こんなことを思った。

販売組織 (Marketing) に関する研究では、以下の論文が最初の研究になるようだ。

Ju-Young Kim, Martin Natter, Martin Spann. 2009. Pay What You Want: A New Participative Pricing Mechanism. Journal of Marketing, 73(1), 44-58.

 
他にも、Gneezy et al. (2010, Science)でも触れられているらしい。以下の論文も、恩には恩で返すという結果を実験で得ているので、関連しそうだ。

Ernst Fehr, Alexander Klein, Klaus M Schmidt. 2007. Fairness and Contract Design. Econometrica, 75(1), 121-154.
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今日は午後の気だるい時間に資料を作る。今日中に、大雑把な形を作って関係者に送る(予定)。それまでは、論文の文章を改訂するなど地味な作業をする。夜になったところで、棄却後長い間放置している案件に対応する。面倒な計算をしなくてはいけないのだが、気だるい時間だと、面倒という感覚も薄れているだろうから、何とかなるだろう(誤りに注意しなくてはいけないが)。

昨日は某論文の微修正を行った。他、接続料金論文の計算を追加して入力もした。まだ、誤植などが残っているので、これを潰さなくてはいけない。やるべきことは残っているので、1つずつ順番に潰す。

今日は来客があるので、その対応をする。殆ど作業の方は終わっていると思うのだが、最後の確認といったところだろうか。

カジノが解禁されそうだ。とりあえず、やってみるということか。

昨日、遅くに計算をした。上手い事を内点解になっているようだ。不思議だが、そういうことになっている。この事を踏まえて計算結果に関する図を描きなおさなくてはいけないが、そのような時間があるかどうか。

この数日間、何をしたのかよく分からない。人の話を聴いて感心したりしたが、己の作業に関しては殆ど進めていない。こんなんでは、糞人間だと思う。
更新遅れた。今日は接続料金関係の事など、細かい事を考えていた。どうも、計算手続きに変な点がある事を確認した。端点解の処理が上手く出来ていないので、この修正をしなくてはいけない。2つの領域に分かれるのだが、この領域の扱い方が不適切だったようだ。今日は時間が無いので、明日の早い時間に対応する。

色々とあったが、何があったかはよく覚えていない。
急用が立て続けで入ってしまった。この対応に追われることになった。とはいえ、頭を使うような内容ではないので、粛々とこなすだけ。

Raju and Zhang  (2010) の邦訳本は、だいたい読み終えた。近いうちに、ここにダラダラと感想を書くと思う。 価格付けに関する本だが、面白いのは、ファイリーンズ・ベースメントによる価格付けだろうか。耐久財における価格付けに関する話になっているのだが、その価格方式が少し違っている。ここで説明されてる価格付けが機能する財としない財について書いてあるのだが、しっかりした理論はあるのだろうか。非常に気になる。

今日から明日にかけては、書いた内容の確認や文章を付加するなど、細かい(進んだ感じのしない)作業をする。
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